1953-07-23 第16回国会 参議院 内閣委員会 第20号
それから日本におきましても例の嘱託制度というものがいろいろな弊害があつたので、司令部の指示によりまして嘱託という制度が廃止されましてあれが再び復活しないようにというので、臨時的な職員というものを置いても、これは一年以内に限るというのであれを非常に強く縛つてしまつたものでありますから、従いましてそれを定員法の一条の括弧の中の(二月以内の期間を定めて雇傭される者及び休職員を除く。)
それから日本におきましても例の嘱託制度というものがいろいろな弊害があつたので、司令部の指示によりまして嘱託という制度が廃止されましてあれが再び復活しないようにというので、臨時的な職員というものを置いても、これは一年以内に限るというのであれを非常に強く縛つてしまつたものでありますから、従いましてそれを定員法の一条の括弧の中の(二月以内の期間を定めて雇傭される者及び休職員を除く。)
(拍手) また、防衛予算を意図する政府が、内政費を最大限に圧縮し、その結果、二百三十一億という既定予算を、本年二月二十七日議決先行させて、根拠になる本法案を三月十二日に提案し、このわくの中に縛つてしまつた審議の経過は、民主政治を冒涜するもはなはだしいのであります。(拍手)これはまた財政法違反でもあります。
今度の公務員制度が改正されれば、ある程度明確になり、またよくなると思うが、一時全然法二條で縛つてしまつたあのポツダム政令のときに、私は公務員の制限が一番強く置かれていたと思う。このときに、やはり福祉なり利益の擁護については、十分なる措置が並行的に御審議あるべきだというふうに――多少これは逆襲になるかもしれませんが、そういうふうに考えております。
要するにわれわれは公務員法は團結権とかあるいは團体交渉権というものを認めないもの、少くとも團結権、團体交渉権を認めたことは、労働運動の民主化に一歩前進したものである、こういうふうに考えておりますから、敍上の説明ができるのでありまして、あなたのように、かえつてこれで縛つてしまつたものだという見解になつ來ると、具体的にどの点を縛つたかという論議がないと、次のお答えはできないのです。